レイキと精神疾患

レイキと精神疾患

無料で遠隔ヒーリングをしていると、沢山の心の病の方からの申し込みがあります。
また、格安の通信レイキセミナーをしていても、同様にご自身の心の不調を自分で軽減できたら嬉しいと言う事で申し込みをいただきます。

 

そして、これらの方に共通しての質問が、
そう言う心の病を持っていても、レイキの日に参加しても大丈夫ですか?レイキセミナーを受講しても大丈夫ですか?
と言うものです。

 

結論から言えば、レイキの日に参加される分にはどのような方でも問題ありません。
ただし、どんな病気でも治しますと言うようなことを謳っているところでは、レイキ以外の要素を送ってくる場合がありますので、状態が悪化する危険があります。
効果を自慢しすぎるところは避けた方が良いです。
レイキセミナー受講に関して言えば、鬱や自律神経失調症などのような人格的な障害を伴わないものなら、全然問題ありません。

 

しかし、解離性同一性障害いわゆる多重人格や幻聴、誇大妄想、幻視のあると言う方については、少し注意が必要です。

 

要は、ファンタジーの世界に入り込みやすい方は、その世界で見聞きしたものを、いわゆる「神のお告げ」やチャネリングからのメッセージと思い込む傾向があるからです。

 

潜在意識からのメッセージくらいに捉えているうちはそれほど問題は無いのですが・・・

 

仮にそのファンタジーの世界で見聞きしたことが本物であると強く感じていたとしても、それに浮かれてべらべらしゃべるのは危険なことです。

 

その世界での真実であったとしても、その世界が別の時間軸に存在するパラレルワールドである可能性があります。
もしそうなら、その情報はこの世界では真実ではないのです。
途中まで一緒でも、途中からは全くの嘘。そうなる可能性が非常に高い。
最初から嘘なら分かりやすいけど、そうじゃないのがたちが悪い。

 

だから、そう言うメッセージを受け取る人は、肯定するにしてもそれを一度は否定し、厳密に検証するだけの忍耐力が無いといけません。そして、自分の責任としてそれを話す必要があります。または、一切を夢の世界のこととして聞き流す。

 

ところが、そう言う方の多くには、厳密な検証に耐えるだけの精神的な強さが無い場合が多く、その情報に圧倒されて、そのままを受け入れたり、語ってしまうことが多いのです。
そして、その責任を自分の別人格であったり、神や宇宙の意識体に押し付けるのです。

 

そう言う人が、レイキセミナーを受講し伝授を受けるのは危険極まりない。
どうしても、レイキの伝授やヒーリングの実践自体がファンタジーの世界への扉を開くことに繋がります。それは、今までは偶然聞こえたり見えたりしたものを、意図的に見たり聞いたりすることが出来るようになるかもしれないということです。

 

そう言う人は、自分の主人格を守ったり、周囲からの評価を得るために、どんどんファンタジーの世界に足を突っ込んでいきます。
でもそれは、結果的には自分の主人格の自由な時間を削ることになり、人間として肉体を持って生まれてきた意味すら失う結果になりかねないことです。

 

ですから少なくとも、ファンタジーの世界で得られた情報を、検証しようとするだけの心の強さが必要です。

 

それが出来ないくらいに、ちょっとしたストレスで別人格と交代したり、何らかの干渉を受けたりするくらいに主人格が不安定な場合は、レイキの伝授を受けることはしばらくは避けた方が良いでしょう。
その場合はレイキヒーリングを受けたりして、主人格のストレス耐性を強くしてからレイキセミナーに望んでもらうのが良いです。

 

また、これと似たものに、霊が見えたり霊の声が聞こえるという方がいます。
これは、主人格が主体に残ったままに、リアルタイムでこの世界の視覚情報、聴覚情報にかぶさるように見えたり聞こえたりするものです。
ですので、単に一般人よりも認識できる視覚領域、聴覚領域が広いだけなので、病気では在りません。
ただ、そこで見えているもの聞こえているものは本物でも、それが伝えてくる情報については、やはり真実であるかどうかは別物です。

 

ただ、人格解離とは違うので、その伝えられる内容が真実かどうかについては、より冷静に判断が出来るものですのでレイキをするには、大きな支障はありません。
ただし、やはり受け取ったメッセージをそのまま喜んで言いふらすのは問題がありますので、そうしたくてしょうがないと言う方は、先に心の鍛錬をされた方が、より無難ではあるかと思います。

 

また、レイキセミナーの受講先を探している方に一言。
いろいろなものが見える人でも、その内容の論理性を厳密に検証して、その人なりに消化吸収しないうちに話をする人にはついていかない方が良いです。

 

その人が見ているものは、単にその人の願望が作り上げたファンタジーかもしれません。

 

あなたに必要なのは未来を見据えることでも、過去をさかのぼって知ることでもありません。
今をどのように過ごすのか、その過ごし方を学ぶことです。
何故なら、今がどのような状況にあったとしても、この今現在にしか人は何も出来ないのです。

 

今何をしたら未来がどうなるかを、予知することには意味はありません。
それをしてもらって、その通りに生きる人生で何が学べるのでしょうか?
それは、あらすじを聞かされた小説を読むくらいに味気ないものです。

 

人は因果の法則から、今目の間に起こることを全て受け入れることで、真理を学び取る機会を平等に与えられています。

 

ただ、心にフィルターをつけているから、人によって学び取れる量や質が変ってしまい、生きている間に全てを学びきれないだけです。

 

だから、今をどう生きるのか、そのことをしっかり伝えてくれる人を探してください。