
すべてのモノは突き詰めていくとエネルギーがその元となります。
そう言う意味ではレイキエネルギーは生命そのもの、モノの存在そのものです。
しかし次元を落として、ヒーリングや日常生活の中でのレイキのエネルギーは、自動車のオイルにたとえられるかと思います。
それは、自動車のエンジンにおけるガソリンのような活動の元となるエネルギーなのではなく、エンジンの活動を円滑にし、効率を良くするためのものと言うことです。
自動車のエンジンでオイルが少なくなると、エンジン内の摩擦が大きく部品がスムーズに動けず、すぐに傷んでしまいます。
更にひどい場合にはエンジン自体が破壊されます。
また、オイルが汚れても、不純物の為に部品を傷めたり燃費を悪化させてしまいます。
これでは快適なドライブなどできたものではありません。
体内には元々気の巡りがあるのですが、この気の巡りが不十分になると、体の働きが鈍り始めます。
また、邪気(悪い気)がたまった所には病気が起こると考えられます。
この気の巡りを健康な状態に戻すために外から不足した気を補ったり、汚れた気を交換するのが気功やレイキ療法です。
(注:気とレイキは肉体に働きかけるレベルにおいては同じモノと考えられます。呼び方の違いはそれを活用する技術が違うために別の用語を使っているだけだとお考えください。)
レイキや気功においてレイキエネルギー(気)を補充することにより、肉体の活動はスムーズになり始めます。また、体内の気に汚れ(邪気)がある場合には、そこをキレイな気(レイキ)で置き換えることで、そこにあった病気や不快感が改善されていきます。
(病気や故障が改善されるのは、レイキエネルギーの波動が悪い所の波動を本来のその部分の波動に導いていこうとするために起こると考えられます。
多くの人は健康なつもりでも、さまざまな条件の元での生活で少しずつ本来あるべき波動からずれています。
その為に健康なつもりの人でもヒーリングを受けた後には体や気持ちが楽になったり、リフレッシュされることになります。その働きは車のエンジンオイルよりも精巧で複雑なものです。)
気功ではその気の注入や交換に少し訓練が必要になるのですが、レイキではその訓練が気功に比べて格段に少なくて済むのが特徴です。
言わば、自動のエンジンオイル交換機を手に入れてその操作方法を身につけるのがレイキセミナーと言うことになります。
気功ではエンジンオイルの交換を手作業で行っているために、職人技が要求されるために身に付くまでに時間がかかると考えればいいと思います。(当然それぞれに一長一短があるのですが・・・)
また、レイキや気がエンジンオイルのように考えて、それをキレイな状態で十分な量を維持していれば健康でいられるのは間違いないのですが、それだけを考えてレイキや気功をしているのでは片手落ちです。
何故かと言うと、何故汚れるのか、何故減っていくのかの原因を放置していると、永久にヒーリングしつづけないといけないと言うことになるからです。
本来人間はそのようなことをしなくても健康を維持していけるだけの機能を持っています。
レイキや気功はそれらが機能しなくなったり弱ってきた時に補うものです。
レイキで状況が改善されてそれで安心しているだけでは、同じ症状が必ず再発します。
そうならないためには、原因を解消していなければなりません。
それを、レイキでは学び、気付きと言う形で解消していくことになります。
そのために残されたのが、「五戒」と呼ばれる言葉です。
今日だけは
怒るな
心配するな
感謝して
業に励め
人に親切に
と言う非常に短い言葉ですが、ここにはレイキの精神がぎゅうっと圧縮されています。
レイキができない人でも、この言葉を良くかみ締めて実践していくことで、気付きや学びが得られることでしょう。
そうなれば苦痛の原因が解消されて、自然に気が満たされていくだけでもかなりの症状は改善されるはずです。
(当然、レイキで苦痛が和らいでいる間の方が、精神的に余裕がある分、気付きや学びは得やすいかもしれませんが・・・)
今レイキを始める余裕が無い人は、先ずはこの五戒をメモにしていつも眺めていてください。
ほんの少しでも気持ちと体が楽になるはずですから。